
ねえゆう、アンドロメダ銀河が天の川にぶつかってくるって、ほんと?

気になるよね。実はね、近づいているのは本当なんだ
アンドロメダ銀河は、天の川銀河に近づいている


アンドロメダって、どこにあるの?

ここから約250万光年先にある、大きな銀河だよ

こうねんって、なに?

光が1年に進む距離のことだよ。とにかく、とおーくにあるんだ

光が進む距離で数えるんだね。ずいぶん遠いなあ

広い公園の両はしに、ねこじゃらしを1本ずつ立てたと思ってごらん

うん。両はしのねこじゃらしは、まだ遠くにあるね

そのねこじゃらしどうしが、ゆっくり近づいているのが、今の天の川とアンドロメダなんだ

にゃんと!! 今夜くるの!?

ふふ、あわてなくていいよ。近づくといっても、何十億年も先の話なんだ

何十億年!? みいがおばあちゃんになっても、まだ来ないじゃん!
銀河が「ぶつかる」と、どうなるの?


ぶつかったら、銀河の中の星がドカーンってなるの?

そこが意外なんだけどね。ほとんど、星どうしはぶつからないんだ

星がいっぱいなのに、ぶつからないんだ……

ふわふわのわたあめを2つ、そっと重ねてごらん

星はわたあめのすきまにかくれて、ぎゅうぎゅうを避けるの!?

ふふ、そんな景色を思いうかべたくなるねえ。すきまを見てみようか

あっ、わたあめの中は……すきまばっかりだ!

そう。銀河の中の星と星のあいだも、ものすごく広くあいているんだ

重力……ものを引きあう力で、時間をかけて形を変えながら、ひとつにまとまっていくんだよ

お祭りみたいに、ぎゅうぎゅうドカーンじゃないのね! みいの想像、ひっくり返ったー!

そうそう。お祭りより、ずっとずっと空いているんだよ
でも、本当にぶつかるかはまだ決まっていない


じゃあ、ぜったいぶつかるんだね?

うーん、そこはまだはっきり決まっていないんだ

近づいているのに、答えはまだなんだ……

風のある場所で、とおくのしゃぼん玉がどこへ行くか、当てるのって難しいよね

うん。風でふらふら曲がるなら、行き先を決めにくいんだね

アンドロメダの動きにも、少しの誤差……ずれがあるんだ

まわりの銀河の重力も、行き先をちょっぴり変えるの?

そうなんだ。それもえいきょうするから、博士たちの考えもいろいろなんだよ

答えが決まっていないって聞くと、ちょっぴりこわいな……

……うん。こわく感じるよね。ぼくはここで、みいのそばにいるよ

そっか……博士たちがまだ答えを探している途中なんだね
地球はだいじょうぶ?


でも、地球はだいじょうぶなの?

だいじょうぶだよ。これは、今のみいや、みいの子どもや孫が心配することじゃないんだ

広い校庭に、白いビーズと黒いビーズをそれぞれすこしだけまいて、まぜてみても

あ、ビーズがまばらなら、ぶつかりにくいんだね!

そう。星と星の関係も同じで、ぶつかる心配で寝られなくなることはないんだよ

ゆう、安心の話から急に寝る話へ飛んだ!

じゃあ、地球にすんでるみいたちは、平気なんだね!

ただ、太陽がずっと先に年をとって変わっていくのは、また別の話なんだ

ふくざつー……でも、こわい話じゃないんだ

そうだよ。ゆっくり、楽しみに待っていればいいことなんだ
ねこ換算


もし天の川とアンドロメダを、直径6mくらいの大きなねこ用トンネルに縮めたとするよ

6m……みいんちの庭よりおおきい!

そのトンネルの中で、星ひとつぶは、たったの数ミリ以下の粒なんだ

にゃんと!! トンネルはおおきいのに、星はちいさいの!?

2つのトンネルを重ねても、粒どうしはめったに当たらないんだね?

そう。それだけまばらだから、粒どうしはめったに当たらないんだよ
3ぎょうまとめ
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アンドロメダ銀河は天の川銀河に近づいているが、来るのは何十億年も先の話
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銀河がまとまっても、星と星の間は広く空いていて、直接ぶつかることはほとんどない
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本当に合体するかはまだ研究中で、地球や今のみいたちが心配することではない
きょうのナゾ

ねえ、けっきょく天の川とアンドロメダは、ぶつかるの? すれちがうだけなの?

……うん。まだ、どちらになるかは決まっていないんだ

じゃあ、博士たちが答えを探している途中なんだね!

そうだよ。まわりの銀河の動きも、もっと詳しく調べる必要があるんだ
つぎはこれ!
おとなメモ(おうちの方・先生へ)
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本文の「ぶつかる」は固体同士の衝突ではなく、恒星・ガス・ダークマターからなる系が重力で相互作用し、形を変えながら合体していく現象を単純化した表現です。
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恒星どうしの直接衝突はきわめてまれですが、ガス雲の相互作用や恒星軌道の変化は実際に起こり得ます。
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かつては「約40億年後に最初に接近」という予測が知られていましたが、近年は固有運動や大マゼラン雲などの影響を含めた確率的な研究があり、合体するか、すれちがうだけかは確定していません。本文はこの不確かさを「まだ決まっていない」として扱っています。
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地球の安全性は恒星衝突の確率の話であり、約50億年後とされる太陽の進化(別の現象)とは区別しています。
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「ねこ換算」の6mトンネルは、銀河の大きさに対して恒星どうしの間隔がいかに広いかを示す模式的なたとえで、正確な縮尺ではありません。
参考にした資料
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NASA Science — Andromeda Galaxy (Messier 31): https://science.nasa.gov/mission/hubble/science/explore-the-night-sky/hubble-messier-catalog/messier-31/
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NASA — Hubble Shows Milky Way is Destined for Head-On Collision with Andromeda Galaxy: https://science.nasa.gov/missions/hubble/nasas-hubble-shows-milky-way-is-destined-for-head-on-collision-with-andromeda-galaxy/
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NASA — Apocalypse When? Hubble Casts Doubt on Certainty of Galactic Collision: https://science.nasa.gov/missions/hubble/apocalypse-when-hubble-casts-doubt-on-certainty-of-galactic-collision/
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van der Marel et al. (2012), The Astrophysical Journal: https://doi.org/10.1088/0004-637X/753/1/9
(最終更新日: 2026-08-11)