4コマ「星の色がちがうのは、にゃんで?」。1コマ目みい「赤い星のほうが熱そう!」、2コマ目ゆう「星は青白いほうが表面の温度が高いんだよ」、3コマ目みい「じゃあ、こっちがあったかい!」、4コマ目ゆう「マフラーは、色より厚さだねえ」
みいみい

赤みの星と青白い星があるのは、にゃんで?

ゆうゆう

おっ、色のちがいに気づいたんだね。星の色は、星がどれくらいあついかの手がかりなんだ

星はみんな白いわけじゃない

星の色がちがうのは、にゃんで?(星はみんな白いわけじゃない)
みいみい

にゃんと!! あの星、赤いキャンディーみたい!

ゆうゆう

赤みの星も、黄白色の星も、青白い星もあるんだよ

みいみい

赤いのも、青白いのも、みんな本物の星なんだね

ゆうゆう

たとえばベテルギウスは赤み、リゲルは青白く見える星だね

みいみい

星空は宇宙うちゅうのキャンディー売り場だー!

ゆうゆう

色のちがう星がいろいろ見えるんだねえ

みいみい

ゆう、星を食べる気なの?

ゆうゆう

食べものじゃないよ。色は温度おんどの手がかりなんだ

みいみい

ゆう! 星を食べる話にしないで!

ゆうゆう

くらところでは、目は色をかんじにくいんだ。写真しゃしんほど色が見えない星も多いよ

みいみい

またたきで色がちらつくことや、色のついた惑星わくせいは、星そのものの色と分けて考えるんだね

星の色は、表面ひょうめんの温度を教えてくれる

星の色がちがうのは、にゃんで?(星の色は、表面の温度を教えてくれる)
みいみい

青はこおりの色だよね。青い星がいちばんつめたいの?

ゆうゆう

じつはね……星の色では、氷とはちがう手がかりを見るんだ

みいみい

氷とはちがう手がかりなんだね……

ゆうゆう

青白い星ほど、表面はとても熱いよ

みいみい

にゃんと! 青白い星ほど熱くて、赤みの星はもっと低いんだね!

ゆうゆう

赤みの星はおよそ3,000K、太陽たいようはおよそ5,800K、青白い星は1万Kをこえることがあるんだ

みいみい

1万Kをこえることも!? みい、熱さでころんじゃいそう!

ゆうゆう

星は金ぞくではないけど、熱した金ぞくが、赤から白っぽく光るのと少しているね

みいみい

太陽は黄色い星なの?

ゆうゆう

宇宙から見る太陽は、ほぼ白いよ。地上では空気のせいで黄白色に見えやすいんだ

星の光をにじに分けると、もっとわかる

星の色がちがうのは、にゃんで?(星の光を虹に分けると、もっとわかる)
みいみい

白い光が、虹のおびになった!

ゆうゆう

光を色ごとに分けたものを、スペクトルすぺくとるというんだ。どの色が強いかを見ると、星の表面の温度をたしかめられるよ

みいみい

色の強さ、もっと見くらべたい!

ゆうゆう

おやつのはこけて、何あじが多いかならべて見る感じだね

みいみい

またおやつ! 光は食べられないよ!

ゆうゆう

ふふ。そのほかに、光の細い暗い線から材料ざいりょう調しらべられるんだ

みいみい

光の細い暗い線から、材料も調べられるんだね

ゆうゆう

星はO、B、A、F、G、K、Mという仲間なかまにも分けるよ。太陽はGがただね

みいみい

明るい星ほど、ぜったい熱いの?

ゆうゆう

そうとはかぎらないよ。星の大きさや、ぼくたちまでの距離きょりも明るさに関係かんけいするんだ

みいみい

明るいだけで、星の熱さは決まらないんだね

途中とちゅうの空気やちりで、色がわることもある

星の色がちがうのは、にゃんで?(途中の空気やちりで、色が変わることもある)
みいみい

赤く見えたら、ぜんぶ冷たい星なの?

ゆうゆう

そこが大なんだ。途中で赤く見えただけか、たしかめる必要ひつようがあるよ

みいみい

途中の空気で、色が変わるんだね

ゆうゆう

地平線ちへいせん近くの星は、あつい空気で色が変わって見えることがあるんだ。空気がゆれると、赤や青にちらつくことがあるよ

みいみい

星が、すごいはやさで色がえしているみたい……

ゆうゆう

……だいじょうぶ。ぼくがとなりで見ているよ

みいみい

よかった……星そのものが色がえしているわけじゃないんだね

ゆうゆう

星そのものではなく、間の空気のゆれでそう見えるんだ。宇宙のちりも、青い光をより弱くして、星を赤く暗く見せることがあるよ

みいみい

宇宙のちりでも、星が赤く暗く見えることがあるんだ……

みいみい

本来の色は、どうやって調べるの?

ゆうゆう

だから博士はかせたちはスペクトルなどを使つかい、本来の色をていねいに調べるんだ

ねこ換算

みいみい

光のなみって、どれくらい小さいの?

ゆうゆう

太陽が強く出す可視光かしこうの波は、およそ500nmの長さの代表だいひょうと考えられるよ

ゆうゆう

みいが1.5mジャンプすると、その長さに光の波がおよそ300万個ならぶんだ

みいみい

にゃんと!! みいのジャンプ、光の波でぎゅうぎゅう!

ゆうゆう

波が小さな玉という意味いみではないよ。波のくりかえす長さをくらべたんだ

3ぎょうまとめ

  • 星には赤み、黄白色、青白いものがあり、暗い空では色が見えにくいこともある

  • 星が本来出す光の色は、おもに表面の温度を教えてくれる。青白い星ほど高温

  • 大気や宇宙のちりで、星が本来より赤く見えることもある

きょうのナゾ

みいみい

宇宙で最初さいしょに生まれた星は、何色だったの?

ゆうゆう

水素すいそやヘリウムが多い、とても熱い星だったかもしれないと考えられているよ

みいみい

でも、最初の星を一つずつ直接ちょくせつ見つけたわけではないんだね

ゆうゆう

うん。遠い星の光は、のびて赤外線としてとどくこともあるからね

みいみい

じゃあ、最初の星の色は、まだ誰にもわかっていないの?

みいみい

その答え、みいもいっしょに探したい!

ゆうゆう

うん。博士たちも今いっしょうけんめい調べているところなんだ

みいみい

答えが見つかったら、みいにも教えてね!

つぎはこれ!

おとなメモ(おうちの方・先生へ)

  • 「星の色は表面温度で決まる」は、恒星の連続スペクトルを黒体放射に近似した初等的な説明です。実際には吸収線、金属量、表面重力などもスペクトルへ影響します。

  • 赤や青は、恒星が1色だけを放つ意味ではありません。広い波長の光の強さの分布と人間の視覚により、色合いとして見えます。高温星では放射のピークが紫外線側にあっても、可視光では青白く見えます。

  • 太陽は宇宙空間ではほぼ白色です。地上で黄色や赤に見えることがあるのは、大気による短波長側の散乱の影響を含みます。

  • O・B・A・F・G・K・Mのスペクトル型は、主に有効温度とスペクトル線の特徴に基づく分類です。色だけを目視して厳密に決めるものではありません。見かけの明るさは、温度だけでなく半径、距離、星間減光にも左右されます。

  • 星間赤化は、星間ダストが短い波長の光をより強く散乱・吸収し、星を赤く、同時に暗く見せる現象です。星の表面温度が下がったことは意味しません。本文の大気によるちらつきも、恒星自体の急な変色ではありません。

  • ねこ換算の根拠: 1.5m ÷ 500nm(5×10^-7m)= 3×10^6で、約300万です。500nmは代表値であり、光の波が独立した粒として並ぶという意味ではありません。

参考にした資料

(最終更新日: 2026-08-11)