
ねえゆう、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡って、なにがそんなにすごいの?

いい質問だね。大きさと、見ている光が、いままでとちがうんだ
金色の大きな「目」で、宇宙の光を集める


この望遠鏡の鏡はね、六角形が18まい集まって、直径6.5メートルもあるんだ

にゃんと!! どうして、そんなに大きいの?

雨の日、小さなコップより大きなたらいのほうが、たくさん雨水を集められるよね

うん! たらいのほうがいっぱいたまる!

鏡もおなじで、大きいほど、遠くの天体からの弱い光をたくさん集められるんだ

でも金色って、金貨のお皿みたい。おやつのせられる?

大皿に見えるよね。みいなら、なにをのせたい?

もちろん、おやつ! 光を集めながら、ぱくぱくするの!

食べ物のお皿じゃなくて、光を集める「大皿」なんだよ

えー、おやつをのせられない大皿なんて、ちょっとざんねん!

……でも、大皿はほしいねえ
目には見えない「赤外線」で、むかしの宇宙を見る


ゆう、この望遠鏡は見えない光も見つけられるの?

とくいなのは、目には見えない「赤外線」という光なんだ

見えないのに、どうして宇宙がわかるの?

遠い銀河の光は、宇宙が広がるうちに、赤外線のほうへずれていくんだ

じゃあ、むかしの宇宙の銀河を見つけやすくなるんだね!

にゃんと!! 見えない光なら、みいのかくれんぼも丸見え!?

みいのかくれんぼ、見つけたら教えてくれる?

だめー! おやつまで、ぜんぶ見つかっちゃうよ!

壁を通して何でも見えるわけじゃないよ。ちりの雲の奥がすこし見やすいだけなんだ

じゃあ、ちりにかくれた、生まれたての星の場所も探せるんだね!

うん。ちりにかくれた、生まれたての星の場所も探せるんだ
大きな日よけで、望遠鏡をひんやり守る


弱い赤外線をはかるなら、望遠鏡はあたたかくても平気?

ううん。望遠鏡そのものが熱くならないことが大事なんだ

あたたかいと、見たい光がかくれちゃうの?

あたたかいものは自分でも赤外線を出すから、観測のじゃまになるんだ

望遠鏡の熱も、光みたいに見えちゃうんだね!

だからテニスコートくらいの大きな日よけで、太陽と地球と月の光をさえぎるんだよ

せっかくの宇宙の光が、見えなくなったらさびしいな……

……うん。そばにいるよ。日よけが望遠鏡をひんやり守っているからね

よかった。望遠鏡は、ひんやりできるんだね

日かげって、お昼寝にもよさそうだねえ。ふわ……

ゆう、望遠鏡といっしょに寝る気?
光を分けると、星や星のまわりの手がかりが見える


光を集めたあと、どんなふうに見るの?

この望遠鏡は写真だけじゃなく、集めた光を虹みたいに分けることもできるんだ

光を分けると、細かなちがいが見つかるんだね!

白い光を色ごとに分けた「宇宙のレシピカード」を読むようなものだよ

にゃんと!! レシピなら、食べられる星も見つかる!?

ええっ、食べられる星を探すの!?

だって、宇宙のレシピなら味見もするんでしょ!

食べ物じゃなくて、光の細かなちがいから、そこにありそうな材料をさぐるんだ

材料がわかると、星のまわりの空気もさぐれるの?

うん。星のまわりの惑星の空気に、どんなものがありそうかも調べられるんだよ
ねこ換算


鏡の直径って、みいから見たらどのくらい?

この望遠鏡の鏡の直径6.5メートルは、ねこを鼻からしっぽまで13匹ならべたくらいなんだ

にゃんと!! みいとゆうが、13匹もならぶの!?

こんなに大きな目なら、遠くの光も集めやすいんだね!

そう。それだけ大きいから、遠くのかすかな光もしっかり集められるんだよ
3ぎょうまとめ
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ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、大きな金色の鏡で遠い宇宙の弱い光を集める
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目に見えない赤外線を使い、むかしの銀河やちりの奥にかくれた星をさがせる
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大きな日よけで熱をさえぎり、望遠鏡自身をひんやり冷やして観測している
きょうのナゾ

ねえ、宇宙でいちばん最初の銀河って、どうやって生まれたの?

うーん、まだ人間の博士たちも答えを決められていないんだ

あれ? それって、まだだれにもわからないなぞなの?

うん。とても遠い銀河のなぞを、いま博士たちが調べているところだよ

じゃあ、いつか答えが見つかるのを楽しみに待とう!
つぎはこれ!
おとなメモ(おうちの方・先生へ)
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主鏡の「直径約6.5m」は、18枚の六角形セグメントを組み合わせた有効口径です。本文では集光力の説明に絞り、観測波長ごとの角分解能への影響は省略しています。
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「赤外線で見えない光まで通り抜ける」という表現は単純化です。赤外線は可視光よりちりの影響を受けにくい傾向がありますが、すべてのガスやちりを透過するわけではなく、物質の性質と厚さによります。
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「むかしの宇宙を見る」は、遠方天体からの光が届くまでに長い時間がかかるためで、望遠鏡が過去へ移動しているわけではありません。
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望遠鏡は太陽―地球系のラグランジュ点L2付近のハロー軌道を周回しており、厳密な一点に静止しているわけではありません。日よけは太陽・地球・月の方向をまとめて遮り、各装置は受動冷却や専用冷却器でさらに冷やされています。
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分光観測でわかるのは、光にあらわれる吸収・放出の特徴から推定した物質や温度などの手がかりです。系外惑星の大気にある分子が見つかっても、それだけで生命の存在を証明するものではありません。
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ハッブル宇宙望遠鏡は主に可視光・紫外線、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は主に赤外線を得意とし、役割は競合ではなく相補的です。
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ねこ換算は、主鏡の有効口径約6.5mと、ねこの体長約50cmを仮定して算出しています(6.5m ÷ 0.5m = 13匹)。
参考にした資料
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NASA — James Webb Space Telescope: https://science.nasa.gov/mission/webb/
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NASA Webb — About Webb: https://science.nasa.gov/mission/webb/about-overview/
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NASA Webb — Webb Telescope Orbit: https://science.nasa.gov/mission/webb/orbit/
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ESA — Webb: https://esawebb.org/
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STScI — James Webb Space Telescope: https://www.stsci.edu/jwst
(最終更新日: 2026-09-03)