4コマ「火星に人は住めるの?」。1コマ目みい「火星に引っ越す! 荷物はボール一個!」、2コマ目ゆう「空気がうすくて寒いから、体を守る設備も必要だよ」、3コマ目みい「これで寒さも空気もばっちり!」、4コマ目ゆう「その空気入れでふくらむのは、ボールだねえ」
みいみい

ねえゆう、火星に町を作って、みんなでめるの?

ゆうゆう

気になるよね。すぐ外でらすのはむずかしいけど、方法ほうほうを考えているんだ

今の火星では、そのままいきができない

火星に人は住めるの?(今の火星では、そのまま息ができない)
ゆうゆう

火星の空気はとてもうすくて、ほとんど二酸化炭素にさんかたんそなんだ

みいみい

にゃんと!! 地球ちきゅうみたいに、すーっと息はできないの?

ゆうゆう

うん。人が息をするための酸素さんそは、ほとんどないんだよ

ゆうゆう

しかも火星はとてもさむくて、空気のす力も地球よりずっと弱いんだ

みいみい

えっ、毛皮けがわをもこもこにしたら平気へいきかな?

みいみい

もこもこ火星ねこになれば、さむさをへっちゃらではしれるかも!

ゆうゆう

ふふ、もこもこはさむさには少しやく立つかもね

ゆうゆう

でも宇宙うちゅうからの強い放射線ほうしゃせんは、毛皮けがわだけではよけられないんだ

みいみい

もこもこだけじゃ、ぜんぜん足りないなんて、くやしいなあ!

住むなら、基地きちが大きな宇宙服うちゅうふくになる

火星に人は住めるの?(住むなら、基地が大きな宇宙服になる)
みいみい

じゃあ、火星に住むおうちは、どんなおうち?

ゆうゆう

空気をにがさない、すごく大きな宇宙服みたいな基地きちだよ

みいみい

大きな宇宙服? どうやってらすの?

ゆうゆう

中の空気の力と温度おんどととのえて、水と空気をできるだけくりかえ使つかうんだ

みいみい

大きなお弁当箱べんとうばこみたい! ふたをめたら、中身なかみまもれるね!

みいみい

そんな大きなおべんとう、ふたが重そうだね!

ゆうゆう

いいたとえだね。電気も食べものも、基地きちまもるために大切なんだ

ゆうゆう

放射線ほうしゃせんをへらすなら、基地きちに火星の土をかぶせるあんもあるよ

みいみい

おうちの屋根やねが、火星の土でできるんだね!

水と酸素は、火星で作れるかもしれない

火星に人は住めるの?(水と酸素は、火星で作れるかもしれない)
みいみい

水も空気も、地球からぜんぶはこぶの?

ゆうゆう

できれば、火星にあるものも使いたいね。地下にはこおりがある場所ばしょが見つかっているんだ

ゆうゆう

こおりを水にして、きれいにできれば、み水などに使えるかもしれない

みいみい

火星のかき氷だー!

みいみい

つめたくて、しゃりしゃりおいしそうだね!

ゆうゆう

まだすぐには食べられないよ。まず安全あんぜんに使えるか調しらべなくちゃ

みいみい

にゃんと、すぐには食べられないのかあ

ゆうゆう

火星の空気から酸素をり出す、小さな実験機じっけんきうごかされたんだ

みいみい

じゃあ火星いもをそだてて、おやつも作れる?

ゆうゆう

火星いも……ほくほくかなあ。まずは密閉みっぺいした温室おんしつで育てる研究けんきゅうからだね

行くだけじゃない。元気に帰るまでが探検たんけん

火星に人は住めるの?(行くだけじゃない。元気に帰るまでが探検)
ゆうゆう

火星へ行くたびも、近所へのお出かけじゃないんだ

みいみい

にゃんと!! ねこじゃらしをっていくの、わすれたら大へん!

ゆうゆう

地球と火星の場所ばしょしだいで、行きも帰りも何か月もかかることがあるよ

みいみい

何か月も…。みんなとはなれて、さびしくなっちゃうかも

みいみい

地球からの返事へんじも、すぐにはこないんだよね…

ゆうゆう

だから食べものくすりも、運動うんどうする場所ばしょ必要ひつようだね

みいみい

火星との通信つうしんって、すぐ返事へんじがこないの?

ゆうゆう

すぐに返事へんじがこないときもある。自分たちで考える力もいるんだ

みいみい

そっか。ちゃんと準備じゅんびすれば、なんとかなりそうだね

ゆうゆう

そのとおり。最初さいしょは、よく管理かんりされた小さな探検たんけん基地きちになるかもしれないね

みいみい

行くだけじゃなくて、元気に帰るところまでが探検たんけんなんだね

ねこ換算

ゆうゆう

地球と火星が近いときでも、およそ5,500万kmははなれているよ

ゆうゆう

1.5mのねこジャンプなら、およそ370おく回ぶんの長さなんだ

みいみい

370億回!? みい、ジャンプしてたらおばあちゃんねこになっちゃう!

ゆうゆう

だから宇宙船には、長い旅を安全につづける工夫くふうがいるんだね

3ぎょうまとめ

  • 今の火星の外では、空気が薄く酸素も少ないので、そのままでは住めない

  • 火星基地は、大きな宇宙服のように空気、水、温度、放射線から人を守る

  • 氷や空気を使う研究はすすんでいるけれど、火星で長く暮らす方法はまだ開発かいはつ

きょうのナゾ

みいみい

火星のかる重力じゅうりょくで、何年も元気に暮らせるの?

みいみい

それって、まだ誰にも答えがわからないなぞなの?

ゆうゆう

うん。博士はかせたちも今いっしょうけんめい調しらべているところなんだ。みいなら、どんな未来みらいを思う?

ゆうゆう

火星の重力じゅうりょくは地球のおよそ38%だよ。体が長いあいだどうわるか、もっと調しらべているんだ

つぎはこれ!

おとなメモ(おうちの方・先生へ)

  • ここでの「住める」は、現在の火星屋外での居住ではなく、生命維持装置を備えた密閉基地での滞在可能性を指します。自給自足の移住都市が実現する時期や、有人火星着陸の時期は未確定です。

  • 火星大気は主に二酸化炭素で、地表の平均気圧は地球より大幅に低く、屋外で呼吸・加圧なしに生存することはできません。低温、放射線、ほこりも課題です。

  • MOXIEは、火星大気中の二酸化炭素から酸素を作る技術の小規模な実証です。人の呼吸やロケットに必要な量をまかなう実用設備ではありません。地下氷も、採取・浄化・輸送の技術が必要です。

  • 「基地が大きな宇宙服」は、密閉、与圧、温度管理、放射線遮蔽を伝えるための単純化です。実際には電力、廃棄物処理、医療、部品交換、火星の砂ぼこりへの対策など、多数の設備が必要になります。

  • ねこ換算の根拠: 約5,500万km ÷ 1.5m = 約366億7,000万回。ねこジャンプの長さは1.5mと仮定しました。地球と火星の距離は公転位置で大きく変わるため、これは最接近時の目安です。

参考にした資料

(最終更新日: 2026-08-11)