
ねえゆう、地球って、にゃんでずっと回っているの?

おっ、するどい質問だね。地球は生まれたときの勢いを、今もそのまま受けついでいるんだ
地球が自分で回ることを「自転」という


地球が、自分でくるりと回ることを自転というんだ

じてん? 自分で回ることなんだね

北極と南極をむすぶ、見えない線のまわりを回っているよ

地球が回ると、なにが起きるの?

太陽が当たる側は昼、反対側は夜になる。昼と夜が交代するんだ

地球は西から東へ回るから、太陽や星は東から西へ動くように見えるよ

じゃあ、くるりが自転? 太陽のまわりを走るのも自転なの?

みいがその場で回りながら走れば、星が二重にぐるぐるしちゃう!

その場でくるりが自転。ライトのまわりを歩くのが公転だよ

あ、くるくるは自転、ぐるっとは公転なんだ!

両方いっぺんにやったら、星がぐるぐる見えるー!

目が回る前に座って聞こうね
回り始めたのは、地球ができる前


でも最初の地球は、だれが回しはじめたの?

約46億年前、太陽のまわりにはガスやちりの大きな円盤があったんだ

大きな円盤があったんだね

その中で動くちりや岩がぶつかり、くっついて、地球のもとが育ったよ

ぶつかるだけで、回るようになるの?

転がる小さなおだんごを集めて、大きなおだんごにする感じかな

あ、小さな回る動きが集まって、大きな回る動きになるんだ!

そう。いろいろな向きの動きが集まると、まっすぐの勢いと回る勢いも残るんだ

宇宙おだんごなら、きなこ星雲味かなあ……

ゆう、食べる前に地球を完成させて!

あ、そうだった。大きな衝突もあって、回る速さや向きは何度も変わったらしいよ
宇宙には、回転を急に止めるブレーキがない


地球を回すモーターは、どこにあるの?

実はね……今の地球を回しつづけるモーターは、ないんだ

え、モーターがないのに、どうして回りつづけるの?

回っているものは、外から回り方を変える力がなければ回りつづけるんだよ

でも、こまはすぐ止まっちゃうのに?

床とのこすれや空気が、こまの勢いを少しずつうばうからだよ

宇宙の地球には、そんな強いブレーキがほとんどない。だから勢いが長く残るんだ

ブレーキがないって、止まれないみたいでちょっとこわいな

……うん。こわいときは、隣にいるよ

じゃあ、みいが地球に手をそえてぎゅっと止めよう!

えいっ! あれ、みいも一緒に回ってたの?

地球の上のぼくたちも一緒に回っているし、太陽の光や重力がモーターみたいに回しているわけでもないんだ
地球の回る速さは、少しずつ変わっている


じゃあ地球は、ずーっと同じ速さで回るの?

ぴったり同じではないんだ。月や太陽が、地球をほんの少し引っぱるよ

月が、地球を引っぱるんだね

とくに月は、海の潮の満ち引きを起こして、回り方にも少し関わるんだ

とても長い時間では、地球の自転はゆっくりになり、月は少しずつ遠ざかるよ

1日が長くなったら、もっと遊べる?

変化はとても小さいから、きょうのお昼寝時間は同じだねえ

みいは遊ぶ時間の話をしたのに!

空気や海、地球の中の動きでも、回る速さは少しずつ変わるんだ

なんだ、止まらないんだね。ほっとした

うん。でも地球が近いうちに止まる心配は、しなくて大丈夫だよ
ねこ換算

赤道の近くの地面は、自転で1秒に約465メートル進んでいるよ

にゃんと!! 走っていないのに、そんなに速いの?

体長40センチのねこを並べると、1秒で約1,160匹ぶんの速さだね

ただし北や南へ行くほど遅くなって、極ではこの速さはほとんど0なんだ
3ぎょうまとめ
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地球が自分で回る動きは自転で、昼と夜が交代する
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地球は、材料が集まってできたときの回る勢いを受けついでいる
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月などの力で速さは少し変わるが、地球は近いうちに止まらない
きょうのナゾ

生まれたばかりの地球は、どれくらいの速さで回っていたの?

それを直接見た人はいないから、正確にはまだ調べている途中なんだ

月の岩や地球の古い岩、ぶつかった計算を手がかりにしているよ

それって、まだ誰にも答えが決まっていないなぞなの?

うん。博士たちも今いっしょうけんめい調べているところだよ。みいなら、どんな速さだったと思う?
つぎはこれ!
おとなメモ(おうちの方・先生へ)
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本文の「材料の回る勢いを受けついだ」は、惑星形成と角運動量保存への入口としての単純化です。原始太陽系円盤の公転運動が、そのまま現在の地球自転になったわけではありません。微惑星の集積、大小の衝突、質量分布の変化が最終的な自転に影響しました。
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月形成につながった巨大衝突は有力な説明ですが、衝突天体や条件、衝突後の進化には複数のモデルがあります。「巨大衝突が地球を初めて回した」とは断定していません。
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「ブレーキがないから回り続ける」は子供向けの表現です。厳密には、外から回転を変えるトルクがなければ角運動量が保存されます。地球には月・太陽の潮汐トルクなどが働くため、自転は完全に一定ではありません。
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地球は完全に固い球ではありません。大気、海洋、氷、マントル、液体の外核の質量移動により、自転速度や自転軸はわずかに変動します。
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恒星に対する地球の自転周期は約23時間56分です。一方、太陽が空のほぼ同じ位置に戻る平均太陽日は約24時間です。自転中にも地球が公転するため差が生じます。
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ねこ換算の約465m/sは赤道上の地表の接線速度です。緯度が高いほど小さくなり、極ではこの意味の速度はほぼ0です。
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月が遠ざかる長期的変化は、潮汐相互作用で地球の自転角運動量の一部が月の軌道角運動量へ移るためです。単なる海水の摩擦だけでは説明できません。
参考にした資料
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NASA — Facts About Earth: https://science.nasa.gov/earth/facts/
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NASA — Solar System: Facts: https://science.nasa.gov/solar-system/solar-system-facts/
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NASA — How Did Our Solar System Form?: https://science.nasa.gov/astrobiology/learning-resources/alp/how-did-our-solar-system-form/
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U.S. Naval Observatory — Sidereal Time: https://aa.usno.navy.mil/data/siderealtime
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U.S. Naval Observatory — What Are Earth Orientation Parameters?: https://maia.usno.navy.mil/information/what-is-eop
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NASA — Moon: Facts: https://science.nasa.gov/moon/facts/
(最終更新日: 2026-08-11)