4コマ「宇宙人へのメッセージって、もう送ってるの?」。1コマ目みい「宇宙人に、もう手紙を送ってるの?」、2コマ目ゆう「ボイジャーには、地球の音や絵を記録した金色のレコードを積んだんだよ」、3コマ目みい「みいもごあいさつ! 宇宙のみなさーん!」、4コマ目みい「地球のいびきも入っちゃった!」
みいみい

ねえゆう、宇宙うちゅう人に手紙を出したことって、あるの?

ゆうゆう

うん、あるよ。もう50年近く前にね

宇宙へ「自己紹介じこしょうかい」をせた、ボイジャー

宇宙人へのメッセージって、もう送ってるの?(宇宙へ「自己紹介」を乗せた、ボイジャー)
ゆうゆう

1977年、人間は探査機たんさき「ボイジャー」を、2うちゅうへち上げたんだ

みいみい

たんさき?

ゆうゆう

遠くの惑星わくせい調しらべに行く、ロボットの船だよ

みいみい

うん、もっと聞かせて!

ゆうゆう

その2機には、それぞれ金色のレコードが1まいずつ、まれているんだ

みいみい

にゃんと!! 宇宙人のポストに入れるの?

ゆうゆう

宛先あてさきは書けないから、宇宙をたびする「びんせん」なんだよ

みいみい

遠足に行く友だちのかばんに、自分の紹介しょうかいカードをそっと入れるかんじだね!

みいみい

地球ちきゅうの、じこしょうかい!

ゆうゆう

そう。もしいつか、だれかが見つけたときのための、人類じんるいと地球の自己紹介なんだ

みいみい

そっか、だれかに地球を知ってもらうためなんだね。

金色のレコードには、地球の音が入っている

宇宙人へのメッセージって、もう送ってるの?(金色のレコードには、地球の音が入っている)
ゆうゆう

このレコード、大きさは直径ちょっけいやく30センチ。みいが前足をのばしたくらいだよ

ゆうゆう

地球じゅうの「音のおやつセット」を、1枚の丸いおさらにぎゅっとめた、と思ってごらん

みいみい

またおやつにたとえたね!

みいみい

音のおやつセット! なにが入ってるの?

ゆうゆう

あいさつの言葉ことば、音楽、なみ動物どうぶつの音、それに地球をつたえる絵も入っているんだ

みいみい

ねこの「にゃー!」も入れようよ!

ゆうゆう

ざんねん、ねこの声は入っていないんだ……

みいみい

えっ、ねこの声は入っていないの?

ゆうゆう

でも鳥やクジラの声は、ちゃんと入っているよ

みいみい

にゃんで、ねこはないの? ぷんぷんだよ!

ゆうゆう

むかしえらんだ人たちが、この音を、ってめたからなんだ。ぼくもふしぎだなあ

みいみい

ねこの声を選ばないなんて、もったいないよ!

返事へんじが来るのは、ものすごく先かも

宇宙人へのメッセージって、もう送ってるの?(返事が来るのは、ものすごく先かも)
みいみい

じゃあボイジャー、もう宇宙人に会えたの?

ゆうゆう

ううん、まだなんだ。ボイジャーは今も、太陽系たいようけいの外へどんどんすすんでいるよ

ゆうゆう

でも、だれかに見つけてもらえるかどうかは、わからないんだ

みいみい

どのくらい遠くまで行ったら、だれかに会えるの?

ゆうゆう

いちばん近い星のそばを通るのだって、いまから約4万年も先のことなんだよ

みいみい

にゃんと!! よ、よんまんねん!?

ゆうゆう

おやつをわたしたい相手あいてが、地球から何万年も歩いた先にいるくらいの、遠さだね

みいみい

まだんでいるんだね。ちょっと安心あんしんしたよ。

ゆうゆう

っているあいだに、ぼくはおやつでも食べて……ふわ……

みいみい

ゆう! 4万年も待てないよ! ねないで!

ねこ換算

ゆうゆう

ねこの一生を15年とすると、4万年は「ねこの一生」約2,700回ぶんなんだ

みいみい

にゃんと!! みいの、ずーっとずーっと先の子孫しそん時代じだい

ゆうゆう

いま生まれた子ねこの子孫の、そのまた子孫が生きているころ、ってことだね

3ぎょうまとめ

  • 1977年に打ち上げたボイジャーには、地球の音や絵をあつめた金色のレコードが積まれている

  • あいさつ・音楽・波や動物の音・地球の絵などが、1枚のレコードに詰めこまれている

  • ボイジャーは今も宇宙を進んでいるが、だれかに見つけてもらえる保証ほしょうはない

きょうのナゾ

みいみい

ねえ、このレコード、いつかだれかが見つけて、聞いてくれるのかな?

ゆうゆう

見つかるかどうかも、聞いてもらえるかも、まだわからないんだ

みいみい

じゃあ、まだ答えが出ていないナゾなんだね!

ゆうゆう

宇宙にほかの生きものがいるのかも、レコードが見つかるのかも、まだナゾのままだよ

つぎはこれ!

おとなメモ(おうちの方・先生へ)

  • ゴールデンレコードは、宇宙へ向けて電波を発信し続ける装置ではなく、ボイジャー本体に搭載された物理的な記録媒体です。本文の「宇宙を旅するびんせん」はこの点をふまえた比喩です。

  • ボイジャー1号・2号は1977年に打ち上げられ、それぞれにレコードが1枚ずつ搭載されました。金でコーティングした銅製のレコードで、55言語のあいさつ、115枚の画像、自然音、音楽などを収録しています。

  • 「地球の自己紹介」は人類全体を完全に代表するものではなく、収録内容には制作当時(1970年代)の選択や文化的な限界があります。ねこの鳴き声が入っていない、という本文の描写はこの限界を軽く伝えるためのものです。

  • 約4万年は、ボイジャー1号が恒星AC+79 3888の近くを通過するまでのおおよその時間で、その星へ到着・着陸する意味ではありません。

  • ねこ換算の根拠: 家ねこの寿命を約15年とし、40,000 ÷ 15 ≒ 2,700回として算出しました。

  • 「見つかるかどうか」は科学的に予測できず、レコードの存在自体が宇宙人の実在や受信を示す証拠ではありません。本文でも「見つかる」「返事が来る」と断定していません。

参考にした資料

(最終更新日: 2026-09-02)